2012年9月8日土曜日

ホバート・・・サラマンカ・プレースは昔の倉庫群にできたショッピング・エリア

ホバートのウォーターフロント近くにある、サラマンカ・プレースです。
ここには、沿海捕鯨が盛んだった1830年代に建てられた倉庫群が残っています。
囚人によって造られた倉庫の殆どは砂岩でできた3階建てのもので、現在ではアートギャラリーやレストラン、カフェ、それに一般店舗などとして使われています。
ちょっとお店を紹介します。
木工製品や焼物、それにユニークな絵画をさがすのなら、この”ASPECT”という店があります。
他の店よりちょっと高めですが、良い品物を置いています。

赤いテントが目印の"BALL & CHAIN"は、炭火焼ステーキ・レストランです。
肉の種類もサイズも、そしてソースも選ぶことができます。
ステーキ専門店だけに、肉の部位を選ぶことができますが、だいたいスコッチ・フィレという上質ロースにすることが多いです。
ステーキを注文すると、サラダバーが付いてきます。サラダ以外に焼きソバや焼飯もあるので、もうこれだけで満腹です。
店の名前は、その昔、囚人が逃げられないようにつけていた鎖と鉄の玉から来ているので、店内は牢獄の雰囲気のインテリアになっています。
"FRESH FRUIT MARKET"は小型スーパー・マーケットです。
ここの特長は、タスマニアのお土産が買えること。特産のレザーウッド蜂蜜やアンバースANVERS社製のトラッフル・チョコレートとファッジ、それにタスマニア産のワインを売っています。ワインは普通は酒屋(ボトルショップ)でないと売っていないので便利です。
ANVERSチョコのサイトは以下のとおりです。
http://www.anvers-chocolate.com.au/

 





倉庫群の後ろにサラマンカ・スクェアという広場があります。
ここにあるのは、殆どが飲食店で、あとは本屋とアウトドア用品店ぐらい。
本屋には、タスマニア関係の本がまとめておいてあります。英語のものばかりですけど。

写真にみえる上の方の建物はアパートです。この辺りは一等地なので、住んでいる人はお金持ちばかりです。





スクエアにあるアートにつながれたトロイとキャティ。
まだ見える範囲に私たちがいるので大人しくしていますが、見えなくなると「ワン!ワン!」って大騒ぎするので、ゆっくり買物などできません。
きっと心配になるのでしょうね。


この辺りにある看板です。

「芝生の上では夜10時から(翌朝)10時までアルコールを飲んではいけません 」
「罰則適用」というおふれです。
金曜日の夜、特にクリスマス時季になると、パブからあふれた客が芝生で宴会を始めます。時には道路も占領してしまうほどワイルドなのでこういう看板があるのです。
でも、「道路の上ではダメ」というおふれは無いです。






この周辺の道路は、土曜日になると露天市が開かれ、”サラマンカ・マーケット”としてよく知られています。出店はいろいろで、生鮮野菜や果物から衣類、工芸品にいたるまで、タスマニア産品の見本市のようになっています。
右は、その露天市が開いている間は「犬を連れて入ってはいけません」という看板です。
だから、トロイもキャティも何も悪いことはしないけど、入れないのです。





こちらは、さきほどのサラマンカ・スクェアの入口に立っている看板です。
(広場内屋外での)飲酒禁止、スケートやスケボー禁止、(許可車は)制限時速5kmとあるほか、上の看板と同じく「土曜5:30から午後3時まで犬禁止。それ以外の時間帯も、犬は飲食店から1メートル以上離れること」と、あります。

 近くに立つ銅像は、タスマニアの発見者: アベル・タスマンの像です。
タスマンがタスマニアを発見したのは1642年のこと。オランダ東インド会社のオランダ人で、このあたりを探検している途中、この島を見つけました。
腕に抱えているのはサッカーボール?
昔からオランダはサッカーが盛んだったから・・・ ではありません。


航海に必要なコンパスなのです。
タスマンはこの島を自らタスマニアと名づけたのではなく、ヴァン・ディーマンズ・ランドと名づけました。略してV.D.L.。
タスマニアの昔の呼び名で、今でもときどき使われます。
タスマン像の横には、彼が率いた二隻の船の模型もあります。

芝生エリアにある大きな親子鉄ナベですが、これは鯨の肉から鯨油を取る装置なのです。
大きい方の鍋で鯨肉を茹でて、浮いてきた油を小さな鍋に流し込むという仕組みです。
19世紀初めごろ、ホバートでは近海捕鯨が盛んでしたが、ただ油を取るために鯨が捕獲されていました。何年かするうちに、乱獲がたたってこの近くの海から鯨の姿がなくなったそうです。
今、オーストラリアは反捕鯨の急先鋒ですが、それはきっとそのときの反省をしているのでしょう。


サラマンカ・プレースの海側にそびえるサイロ(Silo)アパートです。
その名のとおり、昔は飼料などを保存するためのサイロだったものをアパートに転用したのです。面白いでしょ。
元サイロだからってバカにしてはいけません。場所が場所だけに、このアパートは高級です。つい最近まで、この最上階ペントハウスがタスマニアでの不動産取引額の最高記録でした。
このあたりのアパート、この先も住むことはなさそうですが、ぜひ一度中を見てみたいものです。




2012年7月29日日曜日

ホバート・・・ウォーターフロントにあるシーフード店

冬のホバートのウォーターフロントです。
後ろに見えるマウント・ウェリントン(1270m)も雪化粧しています。
ホバートは冬でも最低気温が零下に落ちることが殆どありませんが、それはこの山が街の西側にそびえているおかげです。
雪は山には降りますが、ホバート市街地に降ることはまず無いのです。
 ホバートで、というよりタスマニアで一番有名なシーフードレストラン: ミュアーズMuresです。
レストランは上階部分で、下階にはシーフードのテークアウェイと鮮魚店、それに折鶴というスシバーがあります。
 すぐ横に泊まっていた漁船。このカゴは伊勢海老を捕らえるための仕掛けです。伊勢海老はこちらではクレイフィッシュと呼んでいます。
収穫されたエビの多くは、世界最大の海老消費国である日本へ輸出されているそうです。

 ここの駐車場は有料で、この機械で駐車券Voucherを買わなければいけません。朝8時から夜8時まで、1時間あたり2ドルです。

普通のところなら夜は6時までだし、料金も半額程度、それに日曜日はタダになります。でも、このあたりはレストランもあるし、夕方以降も人出が多いので日曜も夜も有料になっています。 
ミュアーズを横から見たところです。
2階へは左の階段を上がっていきます。
 1階の内部です。
壁がガラスなので、光がいっぱい入ってきて、冬でも暖かい雰囲気です。
正面で注文して、そのへんのテーブルで食べることができます。
階上はちゃんとしたレストランで値段も高いですが、こちらでは手軽にシーフードが楽しむことができます。
この通路に沿って右側に鮮魚を売っているウインドウがあります。
ダース単位でトレーにのったカキだとか、スモークサーモンなどの燻製なんかもここで手に入ります。
 ミュアーズの周囲にある鮮魚店とシーフード店です。

どの店も水に浮かんでいます。

こちらでシーフードという場合、一般的にはフィッシュ・アンド・チップスのことを指します。
フィッシュの代わりにイカだったりホタテ貝だったりする場合もありますが、基本的には「揚げもの」のことです。





日本と違い、こちらでは魚を生で食べる習慣がありません。
カキが唯一、生で食べる魚貝類です。
その次に生に近いのがスモークサーモンでしょうか。


ということですので、こういう鮮魚店でも「生食用」の魚にお目にかかれることはまずありません。そういう食習慣が無いのですから仕方がありません。

サーモンはタスマニア特産品ですので、店によっては”SASHIMI”にできる鮮度のものを売っています。
サーモンは、本来の寿司ネタではありませんが、しっかりと脂がのったタスマニアサーモンは中トロに匹敵するぐらいのおいしさです。


よく行くMAKOシーフード店です。
下階が鮮魚店で、上階がテークアウェイショップになっています。


ミュアーズの後ろ壁に折鶴の名前が見えます。

このへんのウォーターフロントは、19世紀初頭に英国人がタスマニアに入植して来た際、軍の本部が置かれていたところで、最も早くから開発されたところなのです。



2012年5月15日火曜日

リッチモンド・・・オーストラリア最古の石橋とカトリック教会がある

 今日はリッチモンドへお出かけです。
リッチモンドには、オーストラリアで最も古い石橋リッチモンド・ブリッジがあります。

また、これもオーストラリアで一番古いカトリック教会があります。
セント・ジョン教会です。

リッチモンドはホバートから車で30分ほどのところにあり、場所が良いので夏は多くの観光客が訪れます。






橋のたもとにある元・粉轢き小屋の建物は、今ではB&B(ベッド・アンド・ブレックファースト)になっています。










横から見ると、けっこうウネウネとしています。流刑囚が作ったものですし、1823年に建ったものですから、もう190年も現役で頑張っているのがこのあたりに出ているのかも。


「オーストラリアで最古の橋」と、橋の一部にちゃんと刻んであります。












 土手のテーブルでは、中年のカップルがアフタヌーン・ティーをしていました。

すぐ後ろの木立の中にはバーベキューができる設備もあります。

橋と教会を一度に眺めることができるスポットです。















ちょっと露出を変えて撮りました。
人もいないし、芸術写真みたいでしょ。



この日は大雨の後だったので、川の水がずいぶん多かったです。












 アヒルとカモの行列です。
水が濁って茶色くなっています。

 トロイとキャティも橋をバックに記念写真を撮りました。(最初の写真はトロイだけだったので)


 桜に似たこの花はアーモンドの花です。
ちょっと桜(ソメイヨシノ)よりは大き目の花が咲きます。














リッチモンドの町にある、テディベア専門店です。この建物自体が築後百数十年という代物です。

町中の石塀です。
囚人が手作業で四角く加工した、そのノミの跡が残っています。
このリッチモンドだけでなく、タスマニアの入植時代の道路や建物はすべてと言っていいほど囚人が作ったものなのです。
 (2011年8月)

スピリット・オブ・タスマニア号・・・メルボルンへのフェリー

「タスマニア魂」とは、メルボルンとタスマニア北部のデヴォンポート間を運行するフェリーにつけられた名前です。

船の全体像を写真に撮ろうと思っていたのですが、近づきすぎてフェリー係員に誘導されて列に入ってしまいました。
と言うわけで、フェリーの後部の写真だけになりました。
 通常は夜8時ごろ出航して、翌朝7時ごろ到着するという夜行便です。

左は一番安いイス席です。リクラインはするのですが、ちょっと安眠できるような環境ではありません。最後部に後ろ向きに座るようになっていました。
 ラウンジです。
誰でも使ってよいのですが、イス席の乗客が一番近いので使うようです。

その昔、LCC(格安航空会社)が出現する前は、このフェリーは安いので人気がありましたが、今はイス席でも安いときの航空券より高くつきます。
 ラウンジの一角には、簡単な食べ物と飲み物をサービスするカフェがあります。

車でメインランドへ(あるいはタスマニアへ)行きたいという人以外だと、金銭的にはメリットが無いのが今のフェリーの料金体系です。

一番高級なダイニング・レストランです。クロスがかかっているので高そうですが、コースで$60-$70ぐらいです。

それでも、トラックは結構な台数が載っていました。日常生活用品や生鮮食料品の運搬をするのに、このフェリーは欠かせないものになっています。








こちらはバッフェスタイルのレストランです。値段は庶民的で、メインコースとデザートのセットがスペシャルで$30ぐらいです。


船内にはいろいろな設備があります。

左はインターネットコーナーです。
 マッサージチェアです。
誰も使っているところを見ませんでした。西欧人は肩コリしないって聞いたことがあるのですが、それが理由でしょうか。
それとも、有料なのが理由でしょうか?
 ゲームセンターもあります。
ここも人影がまばらでした。

 キッズのための遊具室がありました。ここにも誰もいませんでした。
学校がお休みの時季ではなかったため、子どもづれの乗客は確かに少なかったです。
おみやげなんかも売っている売店です。












さっきのとは別のところにあるラウンジです。ここにはテレビがあるので、少し人がいます。











 で、泊った4人部屋です。
内側なので、安いけど窓がありません。
とても狭いベッドなので、寝返りすると落っこちそうです。
 洗面所はトイレもシャワーもついているユニットで、とっても狭いです。

シャワールームの仕切りはカーテンだけです。カーテンが床よりだいぶ上までしかないので、どんなに注意してもシャワーの後は洗面所やトイレの床までビチャビチャになってしまいます。
部屋の中には小さな半円形のテーブルとミラーがついています。
ここで1人だったから良かったけど、4人いたら呼吸困難になりそうな狭さです。

このフェリーがなくなったら困ると思うけど、旅行するのだったらやっぱり飛行機のほうがずっと楽チンですね。
(2011年8月)