ここには、沿海捕鯨が盛んだった1830年代に建てられた倉庫群が残っています。
囚人によって造られた倉庫の殆どは砂岩でできた3階建てのもので、現在ではアートギャラリーやレストラン、カフェ、それに一般店舗などとして使われています。
ちょっとお店を紹介します。
木工製品や焼物、それにユニークな絵画をさがすのなら、この”ASPECT”という店があります。
他の店よりちょっと高めですが、良い品物を置いています。
赤いテントが目印の"BALL & CHAIN"は、炭火焼ステーキ・レストランです。
肉の種類もサイズも、そしてソースも選ぶことができます。
ステーキ専門店だけに、肉の部位を選ぶことができますが、だいたいスコッチ・フィレという上質ロースにすることが多いです。
ステーキを注文すると、サラダバーが付いてきます。サラダ以外に焼きソバや焼飯もあるので、もうこれだけで満腹です。
店の名前は、その昔、囚人が逃げられないようにつけていた鎖と鉄の玉から来ているので、店内は牢獄の雰囲気のインテリアになっています。
"FRESH FRUIT MARKET"は小型スーパー・マーケットです。
ここの特長は、タスマニアのお土産が買えること。特産のレザーウッド蜂蜜やアンバースANVERS社製のトラッフル・チョコレートとファッジ、それにタスマニア産のワインを売っています。ワインは普通は酒屋(ボトルショップ)でないと売っていないので便利です。
ANVERSチョコのサイトは以下のとおりです。
http://www.anvers-chocolate.com.au/
倉庫群の後ろにサラマンカ・スクェアという広場があります。
ここにあるのは、殆どが飲食店で、あとは本屋とアウトドア用品店ぐらい。
本屋には、タスマニア関係の本がまとめておいてあります。英語のものばかりですけど。
写真にみえる上の方の建物はアパートです。この辺りは一等地なので、住んでいる人はお金持ちばかりです。
スクエアにあるアートにつながれたトロイとキャティ。
まだ見える範囲に私たちがいるので大人しくしていますが、見えなくなると「ワン!ワン!」って大騒ぎするので、ゆっくり買物などできません。
きっと心配になるのでしょうね。
この辺りにある看板です。
「芝生の上では夜10時から(翌朝)10時までアルコールを飲んではいけません 」
「罰則適用」というおふれです。
金曜日の夜、特にクリスマス時季になると、パブからあふれた客が芝生で宴会を始めます。時には道路も占領してしまうほどワイルドなのでこういう看板があるのです。
でも、「道路の上ではダメ」というおふれは無いです。
この周辺の道路は、土曜日になると露天市が開かれ、”サラマンカ・マーケット”としてよく知られています。出店はいろいろで、生鮮野菜や果物から衣類、工芸品にいたるまで、タスマニア産品の見本市のようになっています。
右は、その露天市が開いている間は「犬を連れて入ってはいけません」という看板です。
だから、トロイもキャティも何も悪いことはしないけど、入れないのです。
こちらは、さきほどのサラマンカ・スクェアの入口に立っている看板です。
(広場内屋外での)飲酒禁止、スケートやスケボー禁止、(許可車は)制限時速5kmとあるほか、上の看板と同じく「土曜5:30から午後3時まで犬禁止。それ以外の時間帯も、犬は飲食店から1メートル以上離れること」と、あります。
近くに立つ銅像は、タスマニアの発見者: アベル・タスマンの像です。
タスマンがタスマニアを発見したのは1642年のこと。オランダ東インド会社のオランダ人で、このあたりを探検している途中、この島を見つけました。
腕に抱えているのはサッカーボール?
昔からオランダはサッカーが盛んだったから・・・ ではありません。
航海に必要なコンパスなのです。
タスマンはこの島を自らタスマニアと名づけたのではなく、ヴァン・ディーマンズ・ランドと名づけました。略してV.D.L.。
タスマニアの昔の呼び名で、今でもときどき使われます。
タスマン像の横には、彼が率いた二隻の船の模型もあります。
芝生エリアにある大きな親子鉄ナベですが、これは鯨の肉から鯨油を取る装置なのです。
大きい方の鍋で鯨肉を茹でて、浮いてきた油を小さな鍋に流し込むという仕組みです。
19世紀初めごろ、ホバートでは近海捕鯨が盛んでしたが、ただ油を取るために鯨が捕獲されていました。何年かするうちに、乱獲がたたってこの近くの海から鯨の姿がなくなったそうです。
今、オーストラリアは反捕鯨の急先鋒ですが、それはきっとそのときの反省をしているのでしょう。
サラマンカ・プレースの海側にそびえるサイロ(Silo)アパートです。
その名のとおり、昔は飼料などを保存するためのサイロだったものをアパートに転用したのです。面白いでしょ。
元サイロだからってバカにしてはいけません。場所が場所だけに、このアパートは高級です。つい最近まで、この最上階ペントハウスがタスマニアでの不動産取引額の最高記録でした。
このあたりのアパート、この先も住むことはなさそうですが、ぜひ一度中を見てみたいものです。